1型糖尿病の看護では、2型糖尿病とは違ってインスリン治療が必須となります。
糖尿病の種類は、大きく1型と2型に分かれており、同じ症状の別の病気のように原因が違うのが特徴です。

2型は遺伝的に糖尿病になりやすく、更に環境によって発症するものです。
しかし1型は根本的な原因がはっきりと解明されていない未知の糖尿病とされています。

1型糖尿病の発症は、インスリンの生成を行う膵臓のベータ細胞が壊れることが原因なのですが、どういうきっかけなのか判然としていません。
元々免疫系の機能が弱い人、免疫不全の疾患がある人がかかりやすいようです。

そして日本人は1型糖尿病の患者数が極端に少なく、症例が少ないことが分かっています。
2型糖尿病との大きな違いは、症状が急激であること、即座にインスリン治療が必要となることです。

場合によっては1週間ほどで急性合併症を起こし、死に至るような劇症1型糖尿病というのもあります。
日本での症例が少ないことから、医師も1型糖尿病の治療法をしっかり把握していないことがあります。

⇒糖尿病の看護

よって1型糖尿病の看護では、看護する方と看護される患者さん本人が1型糖尿病について学び、習熟していないくてはなりません。